2019年3月14日 2018年度 北海道ブロックシンポジウム 音声読み上げ
2019年3月14日(木)に北海道大学学術交流会館小講堂にて北海道ブロック会議シンポジウム『ダイバーシティ時代の研究リーダーとマネジメント人材の育成』が開催されました。
基調講演として、大阪大学の工藤理事より「産学官連携による女性研究者の循環型育成」として、産学官共創でクロスアポイントメントを活用して研究現場を渡り歩きながら女性研究者を育てる「組織としての取組」についてお話しいただきました。総長と理事の強い意思とリーダーシップによって、産業界とともにダイバーシティを推進していることが感じられました。
続いて神戸大学の森康子教授より「研究者への道のりとこれから -後進の育成」として、先生ご自身の研究者としての歩みと、PIとして研究室を率いるにあたり研究室でいかに人を育てていくのか、人材育成の方針と方法等について具体例を交えてお話しいただきました。研究者を育成する立場の方にとっても、PIを目指す研究者にとっても、大変示唆に富むお話でした。
その後パネルディスカッション「暗黙知を伝える人材育成」では、北海道大学、室蘭工業大学、北見工業大学の男女共同参画・ダイバーシティ推進の取組の紹介をいただき、大学としての取組、研究室レベルでの人材育成、特に女性が少ない工学系分野における課題、管理職の育成と登用等についてディスカッションを行いました。
会場には、全国ダイバーシティネットワーク組織北海道ブロック会議参加機関および全国のダイバーシティ事業の携わる機関、教職員や民間企業の方など約80名の参加があり、ともに、ダイバーシティ時代の人材育成について現状と今後のあり方への理解を深め、展望を共有しました。