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北見工業大学
北見工業大学における女性研究者支援の取組について 音声読み上げ


掲載日:2019/03/28
更新日:2023/12/18

工学系単科大学に真に必要な女性研究者支援を日々模索しています!

北見工業大学におけるダイバーシティ

北見工業大学は、日本最北に立地する工学系の国立大学として、「自然と調和するテクノロジーの発展」をキーワードに、様々な産業分野で活躍できる工学系技術人材の輩出を行ってきました。

北見工業大学では、北海道の地方都市に立地する地理的特性、工学系単科大学という専門分野の特性もあり、設立当初から、学生、教員共に女性の比率が低い状況が続いてきました。しかし、情報化、グローバル化などの大きな社会変革期にある中で、教育研究にも様々な立場からの視点や考えを取り入れていく必要性があることから、女性研究者や若手研究者が生き生きと活躍できるダイバーシティに富んだ大学を目指し、様々な数値目標や行動計画を策定し、必要な支援に取り組んでいます。

女性研究者支援(ダイバーシティ)に関連する数値目標

  • 教員の女性比率を10%以上となることを目標としています。

女性研究者活躍の場の拡大を目指して

北見工業大学では、上記目標を着実に達成するため、「北見工業大学における総合的な教員人事計画」を策定し、女性教員及び若手教員の積極的な採用に、全学的に取り組んでいます。

教員公募においては、教育、研究、国際交流、地域貢献等の業績及び人物の評価が同等な場合には、女性を優先して採用することとしており、また公募を行う専門分野によっては、女性限定の公募も行っています。

2023/5/1現在

これらの方策により、直近では、令和3年度に2名、令和5年度に2名の女性教員の採用を行っています。

若手女性研究者の活躍

令和5年度には、社会連携関係、生物工学分野において2名の若手女性研究者を採用しました。現在、共同研究の受入をはじめとして、精力的に研究活動をおこなっており、北見工業大学の研究力の強化に大きく貢献いただいています。また、採用以前から学生指導や講師経験などで多数の実績があり、教育面においても重要な存在となっています。

両名には、今後の北見工業大学の女性教員のロールモデルとなるよう、さらなる活躍を期待しています。

社会連携関係 片岡 沙都紀助教

生物工学分野 蔭西 知子助教

評価の面でも女性を中心としたライフイベントを考慮します!

北見工業大学では、女性を中心としたライフイベント等、特別な配慮が必要な事情が生じた場合には、教員評価においても一定の配慮を行えるよう制度改正を行いました。こうした取組についても、女性教員の優先採用と併せて積極的にピーアールし、「女性研究者が安心して働ける大学」であることを理解いただくとともに確実に実現していきたいと思います。

また、平成30年度からは全国ダイバーシティネットワーク組織北海道ブロックに参画しましたので、全国の参画機関のグッドプラクティスを参考とし、北見工業大学に真に必要な女性研究者支援に引き続き取り組んでいきたいと思います。

平成31年度教員評価制度改正事項(一部)

  • 妊娠、出産、育児、介護等のライフイベントに係る特別な事情」及び「外国人教員が日本語や日本文化に適応するまでの期間(最長採用3年目まで)」など、特別な配慮を必要とする場合は、自己申告書を提出することにより、総合点によらず、各事情を考慮して総合ランクを決定することができることとする

    • 通常は職層毎の教育、研究、学務貢献、社会貢献の評価値の総合点に基づき総合ランクを決定
    • 総合ランクに基づき、教員の昇給、賞与、教育研究費配分額を決定
妊娠、出産、育児、介護等のライフイベント
外国人教員が日本語や日本文化に適応

 

【以上の取組の成功に向けた留意点】 ★は該当する項目
  戦略性:機関の経営戦略として位置づけている
  トップのコミットメント:機関のトップが牽引している
取組体制の整備:実施責任者を置き、明確な実施組織等を整備している
  成果目標:具体的で明確な目標等を設定している
双方向のコミュニケーション:幹部層と構成員のコミュニケーションを促進している
  説明責任と透明性:外部評価委員会等を設置し、外部の意見を取り入れる体制としている

問合せ先
北見工業大学 男女共同参画の推進について


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