関西学院大学
すべての構成員が活躍できる環境作りを目指して~誰もが“Mastery for Service”(奉仕のための練達)を体現できる大学~ 音声読み上げなし
掲載日:2019/10/10
更新日:2023/12/22
関西学院の全ての構成員がスクールモットーである”Mastery for Service”(奉仕のための練達)を体現すべく、学びと探求に取り組める環境の構築を図ることを目的に、環境整備をはじめとしたダイバーシティの推進に取り組んでいます。
これまでの取組
・2010年:平成22年度文部科学省科学技術人材育成費補助事業 女性研究者研究活動支援事業(女性研究者支援モデル
育成)へ採択。
大学のもとに男女共同参画推進本部・男女共同参画推進支援室が設置(事務局:学長室)され、関西学院大学
の意識改革へ着手。
・2012年:「関西学院大学男女共同参画宣言」がなされる。(※)
・2013年:法人に「男女共同参画推進本部」を移管(事務局:人事部)。法人全体の男女共同参画を推進する体制が整え
られた。
・2014年:平成26年度文部科学省科学技術人材育成費補助事業 女性研究者研究活動支援事業(連携型)に採択。
・2018年:企業主導型保育施設ぽぷら保育園を開設。
・2019年:男女共同参画推進本部を「ダイバーシティ推進本部」へと改組。誰もが輝けるダイバーシティ社会を目指して
取り組みを進める。
・2019年7月:くるみん認定を取得。
環境の整備(現在の主な取組)
1.女性研究者研究活動支援者制度(通称:ピンチヒッター制度)
出産・育児に伴い研究時間が確保しにくい女性専任教員・任期制教員・博士研究員が継続的に研究を行うことができるように、当該教員に代わって研究を行う支援者を雇用することができる制度です。2010年度に採択された文部科学省の「女性研究者支援モデル育成」事業にて設立・運営され有効性が検証されました。
事業終了後は、学院全体の男女共同参画を推進していく取り組みの一環として、支援対象者を全学部の女性教員(任期制教員・博士研究員を含む) 、2021年度からは男性教員にも拡大して、実施しています。
※詳細はこちら
2.企業主導型保育施設 ぽぷら保育園の運営
関西学院に関わる全ての人々が、出産や子育てを理由にキャリアを中断することなく、能力を最大限に発揮できるよう、就業や就学と子育ての両立を支援し、仕事や学業に専念できる環境を提供することで、教育研究の質を高め、社会貢献を果たすことを目的に、2018年4月に開園しました。学内利用者に限らず、地域にも開放することで待機児童の解消に努めています。
また現在は、関西学院幼稚園との「連携」を試行的に実施し、新たな利用環境の提供を検討しています。
※詳細はこちら
3.一時託児の実施
日曜祝日に入学試験業務や授業が実施される場合は、ぽぷら保育園内および神戸三田キャンパスでの一時預かりを行っています。学ぶ機会を保障するため、授業実施日については学生も利用が可能です。
成果・今後に向けて
過去からの継続した取り組みが認められ、2019年7月に1回目、2022年10月に2回目のくるみん認定を兵庫労働局より取得しています。今後もさらなる推進ができるよう努めてまいります。
【以上の取組の成功に向けた留意点】 ★は該当する項目
A 戦略性:機関の経営戦略として位置づけている
★B トップのコミットメント:機関のトップが牽引している
C 取組体制の整備:実施責任者を置き、明確な実施組織等を整備している
★D 成果目標:具体的で明確な目標等を設定している
E 双方向のコミュニケーション:幹部層と構成員のコミュニケーションを促進している
F 説明責任と透明性:外部評価委員会等を設置し、外部の意見を取り入れる体制としている