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東京医科歯科大学
地域と創るファミリーサポートの輪~育児・仕事の両立支援~ 音声読み上げ


掲載日:2019/10/28

男女共同参画事業に関する経緯

・2008年度:文部科学省科学技術振興調整費女性研究者支援モデル育成事業に採択され、女性研究者支援室を設置。
・2010年度:学内保育施設「わくわく保育園」を開設。
・2011年度:学長裁量経費によるフォローアップ。
・2013年度:学生・女性支援センターへと改組し、事業を定常化。くるみんマーク取得。
・2015年度:文部科学省科学技術人材育成費補助事業「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(連携型)」に採択され、順天堂大学および株式会社ニッピと連携、ダイバーシティ・ダイヤモンド(DD)ユニット事業推進室を設置。
・2019年度:男女共同参画担当役員(特命副学長・教育担当と兼任)を設置。

環境整備の内容

1.ファミリーサポートの運用

医療系ネットワークを構築し、一時保育や病児・病後児保育、お泊り保育を依頼できるファミリーサポートシステムを独自で運用しています。すべての教職員および大学院生が、地域の方や在学生の保護者の方などの協力を得て、仕事・研究と育児を両立するための支援を提供しています。

・アドバイザーが、育児支援を必要とする依頼会員に、育児支援を行う提供会員を紹介し、援助活動(一時預かり保育、病児・病後児保育、お泊り保育)のマッチングを行います。
・提供会員は、保育サービス講習会(全30.5時間)を全て受講し、一般財団法人女性労働協会の認定を受けた地域の方です。
・すべての活動は、一般財団法人女性労働協会の「子育て相互援助活動補助保険」に加入しています。

システム運用から3年半、利用実績は1,300件を超えた
保育園からの帰路、図書館で絵本を読むYくんと提供会員さん
充実したプログラム(全30.5時間)で提供会員を育成し、安全安心のサポートを提供

2.学内保育所の設置

定員27名の保育施設をキャンパス内に設置しています。2019年4 月1日付で文京区の認可を受けた保育施設となり、地域からの入園も受け入れています。

3.授乳・搾乳室の設置

妊娠中の体調不良による休養、授乳・搾乳の他、おむつ替えもできるスペースを設けています。妊娠から復学・復職までをサポートしています。

4.研究支援員の配置

出産・育児・介護等のライフイベントを抱えており、仕事・研究の継続に困難を感じている研究者に、研究補助を行う研究支援員を配備しています。

5.キャリア相談室の設置

国家認定キャリアコンサルタントが、学生・教職員からのキャリアやライフイベント等に関する相談に対応しています。

6.マタニティ白衣の貸出

臨床に携わる学生・教職員が、身体に負担がかかる妊娠後期を少しでも快適に過ごせるよう、マタニティ用の白衣・スクラブ・パンツを貸し出しています。

7.キャリア関連図書の貸出

キャリア・育児に関する本を収集し、希望者に貸出しています。関連図書の寄付も積極的に受け入れています。

8.ママ・パパ交流会の実施

ランチタイムに、育児のことなどを気軽に話せる交流の場を、定期的に設けています。仕事や研究の合間に、リラックスした時間を過ごしながら情報交換も行えます。

その他

・女性研究者の研究力強化・産学連携を目的とした共同研究支援や、若手研究者のキャリア支援を目的としたキャリアデザイン事業等を実施しています。
・ジェンダーバランスの取れた研究環境の実現を目的とし、女性研究者比率の増加に取り組んでいます。
・男女共同参画やダイバーシティ推進の意識啓発を目的とし、シンポジウムやセミナーを開催しています。

【以上の取組の成功に向けた留意点】 ★は該当する項目
戦略性:機関の経営戦略として位置づけている
トップのコミットメント:機関のトップが牽引している
取組体制の整備:実施責任者を置き、明確な実施組織等を整備している
成果目標:具体的で明確な目標等を設定している
双方向のコミュニケーション:幹部層と構成員のコミュニケーションを促進している
説明責任と透明性:外部評価委員会等を設置し、外部の意見を取り入れる体制としている

問合せ先
男女協働参画支援室/保育支援室
DDユニット事業推進室


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