広島大学
女性高校生対象の体験科学講座及び女性の高校生・受験生対象の質問・相談コーナー「オンラインお茶会」の開催 音声読み上げなし
掲載日:2022/03/31
[女性高校生対象の体験科学講座]
理系進学への不安を解消し、女性の高校生の本学理系学部への進学率を高めることを目的に、令和2年(2020年)11月28日(土)に新型コロナウイルス感染症対策を行ったうえで、女性高校生向けに体験科学講座を実施しました。
内容は情報科学部による情報科学に関する講義・実習を行うもので、全員が受講するコアコースを受講後に、2種類のうち1つのサブコース選択し、受講する形式をとりました。コアコース「情報科学とデータ科学」では全30名が受講し、サブコース1「情報科学的に学ぶ~情報の構造を作ってみよう~」は18名、サブコース2「アンケートを統計的に考えてみよう」は12名が受講しました。
受講者からは「進路選択の参考にしたい」「(広島大学の)情報科学部も視野に入れようと思った」等の感想があり、受講者にとって理系進学を考える一助となっています。
[女性の高校生・受験生対象の質問・相談コーナー「オンラインお茶会」]
本学に興味のある女性の高校生を対象に、受験勉強、学生生活及び授業の雰囲気等、オープンキャンパスで現役の大学生に質問・相談する場として令和3年(2021年)8月19日(木)及び8月20日(金)に「オンラインお茶会」を開催しました。
当該「お茶会」は令和2年度(2020年度)から新型コロナウイルス感染症の拡大に伴ってオンラインによる開催を行っており、事前に参加申請した女性の高校生と本学の学生スタッフがMicrosoft Teamsを使用してオンラインで自由な対話を行います。
参加申請者数は令和2年度(2020年度)と同様の7名で、少人数体制で個人個人の詳細な疑問点・懸念点について、学生スタッフが自らの経験に基づき回答を行いました。
本学における理学部の女性割合は平成29年(2017年)の18.6%から令和3年度(2021年度)は20.0%へ、工学部の女性割合は平成29年(2017年)の10.6%から14.2%へといずれも上昇しており、また第5次男女共同参画基本計画において女性の学生の理工系学部への進学を促進することが求められているという背景からも、いずれの取組の需要も今後ますます向上していくことが予想できます。
【以上の取組の成功に向けた留意点】 ★は該当する項目
★A 戦略性:機関の経営戦略として位置づけている
★B トップのコミットメント:機関のトップが牽引している
★C 取組体制の整備:実施責任者を置き、明確な実施組織等を整備している
★D 成果目標:具体的で明確な目標等を設定している
★E 双方向のコミュニケーション:幹部層と構成員のコミュニケーションを促進している
F 説明責任と透明性:外部評価委員会等を設置し、外部の意見を取り入れる体制としている
問合せ先
広島大学 男女共同参画推進室