名古屋大学
女性教員・管理職増大のための取組 音声読み上げなし
掲載日:2022/03/08
更新日:2023/12/21
女性教員増員策(若手女性教員増パッケージ)
2027年度末までに女性教員比率25%達成を目標とする「女性教員増員策」を2021年12月7日に策定した。
●実施期間を1期、2期に分け、部局ごとに女性教員目標数および目標比率を設定の上、達成を目指す。各期において、設定した目標数又は目標比率を達成した部局に対し奨励金を付与する。
●本施策策定前の基準日時点より女性教員数が増加した部局に対し、採用月から全学人事ポイントを付与する。一方で、年1回のモニタリング時に女性教員数が減少した部局からは部局予算を削減する。
●「若手女性教員特別措置」として、若手承継女性教員を採用した部局に対しスタートアップ資金を付与する。
女性研究者トップリーダー顕彰
部局長の推薦により、「特に優秀な女性研究者」(研究業績が優れているだけでなく、近い将来、本学の管理職として活躍することが期待される女性研究者)を募り、数名の顕彰者を選定し研究費を支援する。女性トップリーダーの育成・支援だけでなく、各部局からトップリーダーの資質を有する女性研究者を推薦する過程を設けることで、部局内の意識啓発も目的としている。
⇒本顕彰を授賞した女性教員の多くが、総長補佐、センター長、教育研究評議会委員等の上位職に就任
「無意識のバイアス研修プログラム」「教員採用マニュアル」
●「無意識のバイアス研修プログラム」
名古屋大学は、岐阜大学や国立女性教育会館とともに「無意識のバイアス研修プログラム」動画作成に2020年から取り組み、全教職員の受講を義務化し、全国に公開した。
●「教員採用マニュアル」
上記のプログラムと併せて、「大学における多様性を推進するための教員採用マニュアル」を開発・公表し、教育研究評議会にて、このマニュアルの活用を推奨している。
【以上の取組の成功に向けた留意点】 ★は該当する項目
★A 戦略性:機関の経営戦略として位置づけている
★B トップのコミットメント:機関のトップが牽引している
★C 取組体制の整備:実施責任者を置き、明確な実施組織等を整備している
★D 成果目標:具体的で明確な目標等を設定している
★E 双方向のコミュニケーション:幹部層と構成員のコミュニケーションを促進している
F 説明責任と透明性:外部評価委員会等を設置し、外部の意見を取り入れる体制としている