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岡山大学
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ポジティブ・アクション|採用と上位職昇進 音声読み上げ


掲載日:2021/03/22
更新日:2023/11/30

取組内容

【ウーマン・テニュア・トラック(WTT)制】国内外から公募した優秀な若手女性研究者を任期最長5年のテニュア・トラック教員(以下WTT教員)として採用し、競争的環境の中で自立と活躍の機会を与えるとともに、研究と家庭生活との両立を支援する制度。2009年度に制度を構築して以降2023年度までに29名(うち外国人4名)のWTT教員を採用し、そのうち25名がテニュアを取得している。
【女性教員特別昇任(ポストアップ)制度】概ね5年以内に所属部局において上位職への昇任が可能と評価されている本学の女性教員(准教授、講師及び助教。ただし、特別契約職員は除く。)を対象に、昇任前後の給与差額を大学本部が負担することにより、早期に上位職へ登用する制度。登用する女性教員の選考は、所属部局からの推薦を受け、企画・評価・総務担当理事、ダイバーシティ推進本部男女共同参画室長等で構成するポストアップ審査委員会で決定している。なお、本委員会には必ず女性委員を含む。2015年度に制度を構築して以降2022年度までに19名の女性教員が上位職へ昇任した。
【女性教員特別昇任(ポストアップ)plus制度】2019年度には新たに、実績のある女性研究者を研究の発展のみならず指導力の向上のため海外派遣することによって、帰国後のポストアップに繋げることを目的に「ポストアップplus制度」を構築し、昇任候補者層の充実に注力している。2019年度の制度構築以降2022年度までに11名の女性教員が上位職へ昇任した。

取組の背景・目的

優秀な女性研究者の雇用・育成を促進し、大学全体の教育・研究を活性化させることを目的とし、本学における女性教員の上位職登用の円滑な推進を動機付けるため実施している。

女性比率の上昇

上記の取組等の結果、本学における女性教員比率は確実に向上している。WTT教員以外の教員公募に際しても、「岡山大学は男女共同参画を推進しており、女性の積極的な応募を歓迎します。」と明示しており、2022年度の本学女性教員採用・転入比率は約25%となっている。また、ポストアップ制度により、長く女性教授が不在であった理系学部に、2020年度に2名の女性教授が誕生した。なお、国立大学協会調査による2023年5月現在の本学女性教員在職比率は20.9%であり、岡山大学ダイバーシティ推進本部を設置した2009年における12.1%と比較すると、大幅に上昇した。

波及効果等

ポストアップ制度は本学における女性教員上位職比率を確実に押し上げているだけでなく、ポストアップ後に学会賞【日本育種学会奨励賞(日本育種学会)、優秀演題賞(酸化ストレス学会、日本NO学会)】の受賞や、科学研究費の優秀審査員に選ばれるなど、女性教員自身のさらなる活躍に繋がっている。


問合せ先
岡山大学ダイバーシティ推進本部
diversity■adm.okayama-u.ac.jp(■を@に置き換えてください)


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